マインドフルネス瞑想はストレス低減や集中力アップなど多くの効果が認められていますが、それは瞑想による副産物のようなものであり、本当の目的は、「気づきの力を高める」ところにあります。ではなぜ、気づきの力を高めることが、ストレス低減や集中力アップにつながるのでしょう。
未来に対しての期待や不安、過去の失敗や経験から湧いてきた思考や感情は反応であり、実際に起こっていることではありませんし、自分そのものでもありません。ですが、意識はそれに気づくことが出来ずに、今起こっているかのようにとらえてしまいます。マインドフルネス瞑想ではこの勘違いを気づきの力によって正していくようにしていきます。
気づきの力を高めていくと、「イライラしているのは自分ではなく自分の感情なんだ」「失敗にくよくよしているのは今の自分ではなく、過去の失敗を思い出して反応している自分の思考なんだ」というように思考や感情と意識は別なのだと気づくことが出来ます。
気づく力が養われていくと、湧いてくる思考や感情に振り回されることがなくなり、ストレス低減につながっていきます。また注意散漫な状態が減り、集中するべき時に集中力を発揮できるようにもなります。
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