成功は自分の中にある

~成功は自分の中にある~
マインドフルネスは今この瞬間を生きるという私たちにとって最も理想的な生き方そのものです。瞑想や引き寄せ、成功哲学を科学的根拠と共に解説することで、スピリチュアル的なことは苦手という方も実践しやすくなっています。また、心身はつながっているという考えのもとに、食事、睡眠、運動、呼吸についても様々な健康法を紹介したいと思います。人生を好転させるキーワードは「思考が現実を作る」です。

2017年9月30日土曜日

インターンバルトレーニングはHGH(若返りホルモン)を増やす



ジョギングやジョギングに相当する中強度の運動に慣れてきたら、インターバルトレーニングを取り入れてみてはどうでしょう。心身の健康のために運動をするなら、もちろん中強度の運動でも十分です。ですが、中強度の運動と高強度の運動で圧倒的な違いが一つあります。それは、HGHの分泌です。HGHは近年、若返りホルモンとして注目されています。

イギリスのバース大学で行われた研究ではエアロバイクのトレーニング中に30秒の全力疾走を取り入れただけで、HGHの分泌が6倍増加したという結果もあります。運動中すべてを高強度にする必要はありません。中強度の運動に30秒~3分間程度インターバルトレーニングを取り入れれば、あなたの脳と体は若返りはじめます。


かなり苦しい運動を取り入れることが重要


運動強度75~90%の高強度の運動での代謝は有酸素から無酸素へと切り替わります。筋肉が血流から十分な酸素を取り入れられなくなり、筋肉は組織内に蓄えていた、クレアチン(アミノ酸の一種)とグリコーゲンを乱暴に燃やし始めます。そのため、筋肉には乳酸が溜まり、激しい痛みを感じるようになります。このプロセスが筋肉痛と呼ばれるものであり、筋肉を強化します。

高強度の運動で有酸素から無酸素に切り替わる境界線は個人差があり、明確に切り替わったと分かる知らせがあるわけではありませんが、一つの目安として、無酸素状態になる直前では「やや苦しい」もののペースを変えずに30~1時間続けられるとされていますが、無酸素状態に切り替わると「かなり苦しい」状態で続けることが出来なくなります。


HGHの減少のデメリットと増加のメリット


中強度と高強度の大きな違いはHGH(ヒト成長ホルモン)の分泌です。本来、血中に自然に分泌されるHGHの量は加齢とともに減少していきます。男女ともに幼児期から活発に分泌され、15~20にかけてピークになりますが、青年期から徐々に減少していき、中年期になると幼少期の10分の1まで激変します。

さらに座ってばかりいる生活はHGH分泌の減少を加速させ、高濃度のコルチゾール分泌、インスリン抵抗性、脂肪酸過多がHGH分泌を抑制してしまいます。こんなことは、いまさら言うまでもありませんが、運動不足でストレスを溜めやすく、偏った食事といった不規則な生活を続ければ、病気のリスクは当然、一気に老けやすくなるということです。

HGHには加齢による脳細胞の減少を逆行させると考えられています。インターバルトレーニングの継続によりHGH濃度が上昇すると、速筋繊維は強化され、より力強い動きが可能になります。また新陳代謝は全体的に高くなるので、脂肪や炭水化物の燃焼脳力が向上されます。

さらに脳内では、神経伝達物質の濃度を調整しあらゆる成長因子の生産量が増えます。とくに影響を受けるのは身体の成長や回復、ニューロンの成長の要であるIGF-1(インスリン様成長因子)です。HGH濃度が高まると身体機能だけでなく脳の構造も若返るということです。


まとめ~苦しみに耐えることは脳科学的にも効果的~


インターバルトレーニングでほんの1~2分苦しさに耐え、自分の限界を超えることに挑戦するとは、精神的にも身体的にも若返り、強くするということです。耐え抜くことが自分を強くするというような根性論や哲学ではなくとも、脳科学的にみれば、苦しいことを味わうことのメリットはお分かりいただけたのではないでしょうか。

インターバルトレーニングを自分に課し苦しみに耐えれば、脳も体も若返り、精神的にも強化され、より高い幸福感を感じられるようになります。もちろん、運動不足でいきなり高強度の運動から行うのはお勧めできません。

中強度の運動に慣れてからにするか、必要ならば医師に相談を仰ぎましょう。HGHだけが目的ならサプリや美容整形でも出来るでしょうが、もしストレス耐性や脳の強化、身体強化など心身を根本から若返らせると望むなら運動以上に効果的なものはありません。

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