成功は自分の中にある

~成功は自分の中にある~
マインドフルネスは今この瞬間を生きるという私たちにとって最も理想的な生き方そのものです。瞑想や引き寄せ、成功哲学を科学的根拠と共に解説することで、スピリチュアル的なことは苦手という方も実践しやすくなっています。また、心身はつながっているという考えのもとに、食事、睡眠、運動、呼吸についても様々な健康法を紹介したいと思います。人生を好転させるキーワードは「思考が現実を作る」です。

2017年9月24日日曜日

ジョギングは美肌やストレス耐性など様々なメリットがあるシンプルで最強の方法


ジョギングやそれに相当する中強度の有酸素運動がもたらすメリットは様々ありますが、その根本はより多くの酸素を取り込むための酸素供給システムの強化にあると言えます。酸素供給システムの副産物として、疲労回復の促進やアンチエイジング効果、抗うつ作用やストレス耐性の強化があるのです。

ジョギングは身体にストレスを与え、傷つけ、修復し、脳と体をより強化するプロセスだということです。このことを理解すれば、健康を保つために無駄な出費をする必要はなくなるでしょう。ウォーキングから始め、ジョギングへと段階を踏めば、これ以上シンプルな身体強化はありません。もちろん食事やサプリメント、肌のお手入れに気を配ることは大いに役に立ちますが、その根本は運動をするかしないかにかかっています。


酸素供給システムの強化が様々なメリット生み出す


中強度の運動に慣れてくると、身体は脂肪の燃焼だけでなく、グルコースを燃やすようになります。筋肉がグルコースをエネルギーとして使うと乳酸が溜まり、筋肉組織は傷つき、修復し、より強化されます。中強度の運動はこの代謝プロセスをより加速させます。

また、有酸素運動により、多くの酸素供給システムが必要だと身体が察知すると、筋肉はVEGF(血管内皮成長因子)とFGF(線維芽細胞成長因子)が放出されます。これらが、より多くの酸素供給システムを構築するために、細胞分裂を促進し毛細血管を多く作ります。

さらに、脳内では、この2つの成長因子はニューロンのつながりと新生も促進しています。このような働きの結果、中強度の運動は脳の強化や基礎代謝の向上、美肌効果、動脈硬化の予防につながります。


ジョギングは自家製の抗酸化剤を作り出す


有酸素運動では、老化の原因ともされる活性酸素が増え、良くないと捉えている方もおられるようですが、確かに活性酸素は増えます。また、活性酸素中のフリーラジカルといった体に必要のない残りカスは、放置すれば、細胞の破壊をもたらしてしまいます。ですが、有酸素運動とは、「身体にいいことだけ」をすることではありません。

身体機能の強化には「破壊と修復」「善玉と悪玉」といった関係が必要なのです。活性酸素といった、いらないものを生み、それを排除する抗酸化作用も同時に強化するのが有酸素運動の効果です。中強度の運動をおこなうと脳内では、老廃物を掃除するために、たんぱく質や酵素が放出されます。つまり、運動によって自家製の抗酸化剤を作り出すことが出来るのです。


ジョギングの後の爽快な気分の科学的根拠


ジョギング程度の運動は終わった後に、爽快な気分になることがあると思います。この心地よい感覚が、動くことでのストレス発散になるわけですが、爽快な気分を味わえるようになることは、実際にストレス耐性が強化されている証拠でもあります。

それは痛みを鈍らせるエンドルフィンやエンドカンナビノイドの分泌のほかに、心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)の分泌が深くかかわっているからです。ANPは心筋で合成され、脳内へ運ばれます。そこで、ストレス反応を緩和します。不安感を和らげる科学的連鎖反応において重要な働きをしています。

さらに、適度な運動で脳由来神経栄養因子(BDNF)が増えると脳内の回路が強化され、コルチゾールの過剰分泌は抑制されます。むやみやたらにストレスを感じにくくなるということです。同時に免疫系も強化されるので、風邪や病気から体を守る機能も向上していきます。


まとめ~めいっぱい運動したらめいっぱい休むことが大切~


ジョギングやジョギング程度の中強度の適度な運動は、運動強度が65~75%で週に4日で1日45~1時間行うのが理想です。普段全く運動をしないという方なら、運動強度55~65%の低強度のウォーキングから始め、走りながらぎりぎり会話できる程度にまで強化できれば、ジョギングを行うようにすると、無理なくシフトできるかと思います。

健康のためにと張り切って、中強度の運動から始めるのは続かない原因になりますし、かえって逆効果をもたらしてしまいます。運動によって脳と体、ポジティブ思考を鍛えるプロセスとは「破壊と修復」です。つまり、傷つけたなら回復する期間が必ず必要ということです。めいっぱい動いたならめいっぱい休むことを心がけましょう。

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