成功は自分の中にある

~成功は自分の中にある~
マインドフルネスは今この瞬間を生きるという私たちにとって最も理想的な生き方そのものです。瞑想や引き寄せ、成功哲学を科学的根拠と共に解説することで、スピリチュアル的なことは苦手という方も実践しやすくなっています。また、心身はつながっているという考えのもとに、食事、睡眠、運動、呼吸についても様々な健康法を紹介したいと思います。人生を好転させるキーワードは「思考が現実を作る」です。

2017年7月4日火曜日

自律神経と呼吸の関係 ~深い呼吸が心と体を整える~


ストレスを解消する方法、うつ病の予防策として自律神経を整えることはよく知られています。また深い呼吸が効果的ということもご存知の方は多いかと思います。ではなぜ、深い呼吸が自律神経のバランスを整えるのかご存知でしょうか。いったいどんな関係があるのか説明したいと思います。


自律神経は意識して整えることが出来ない

自律神経は生命活動に必要な身体機能のコントロールを担っています。心肺機能や脈拍の制御、血圧の上昇と低下、消化機能の抑制と活発化、体温の上昇と低下、腸内運動などなど、重要な器官のコントロールが行われているのですが、これ等の動作はあなたの意志で「早く動け」などと命令することは出来ません。意識とは無関係に動いています。

生命活動に必要な器官をもし意志でコントロールするとなるときっと考えることも記憶することも出来ず、生命を維持するだけで一生が終わってしまうでしょう。それだけ、大変な仕事を自律神経は果たしているのです。しかし、直接コントロールすることは出来ませんが、呼吸だけは別です。


呼吸は意識的にコントロールが出来る

心臓や胃腸、体温調節は自分の意志では出来ませんが、呼吸だけは意志でコントロールすることが出来ます。厳密には肺自体は動かすことは出来ませんが、肺を伸縮するために必要な横隔膜や胸郭、筋肉を動かすことが出来るので、出入りする酸素量を意図的に増やしたり減らしたり、また止めたりすることが出来るのです。

呼吸自体も自律神経によってコントロールされているので、意識しなくても呼吸は出来きますが、意識していないときの呼吸を思い出してみてください。緊張しているときやイライラしているとき、あなたが苦手な体験をしているとき、呼吸は浅く荒くなっていませんか。またリラックスしているときや好きなことに集中しているときには深く落ち着いた呼吸をしているのではないでしょうか。

緊張状態とリラックス状態のとき、自律神経によって無意識に呼吸が変わるのならば、呼吸を意識して変えることで自律神経に効果的に働きかけることも出来るということです。緊張状態のとき落ち着かせようと深い呼吸をすることがあると思いますが、まさに呼吸を意識してリラックス状態に切り替えようとする行動だと言えます。


深い呼吸が自律神経を整える

自律神経を整えるには交感神経と副交感神経のバランスが重要になります。呼吸に関していえば、浅く早い呼吸の時には交感神経が優位になり、ゆっくり深い呼吸の時には副交感神経が優位になります。意識せずに浅く速い呼吸になっているとき、交感神経が優位になっているときというのは緊張状態、ストレスを感じているときになりやすいものです。

当然両神経のバランスが必要ですので、活動時のストレスや緊張は悪いわけではありません。ですが、緊張やストレスも、休むときや睡眠時にまで続いてしまうと体と心に悪影響を及ぼします。競争化社会、スマホ依存、経済不安など、ただでさえストレスを抱えやすい現代人にとっては、やはり深い呼吸で副交感神経を優位にする時間を意識的に作る必要があると言えます。


まとめ~深い呼吸は身体と心を整える~

深い呼吸を行うだけでも高いリラックス効果を得ることが出来ます。もちろんアロマやリラクゼーション音楽を聴くとさらに効果は高いですが、仕事中や外出先など環境が整っていないときには1分間でもいいので意識して深い呼吸を心がけることをおススメします。

椅子に座った状態でも立ったままの状態でも背筋を伸ばし姿勢を正し、腹式呼吸でゆっくり呼吸を行いましょう。吸う息より吐く息を長くすることでより新鮮な空気を取り込むことが出来ます。また意識的に呼吸を正すことは自律神経のバランスを整えることだけでなく、余計な思考の暴走を止めることも出来ます。深い呼吸を心がけることで、身体にも心にも良い効果が得られます。

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