成功は自分の中にある

~成功は自分の中にある~
マインドフルネスは今この瞬間を生きるという私たちにとって最も理想的な生き方そのものです。瞑想や引き寄せ、成功哲学を科学的根拠と共に解説することで、スピリチュアル的なことは苦手という方も実践しやすくなっています。また、心身はつながっているという考えのもとに、食事、睡眠、運動、呼吸についても様々な健康法を紹介したいと思います。人生を好転させるキーワードは「思考が現実を作る」です。

2017年7月1日土曜日

自律神経の役割と交感神経、副交感神経の働きについて



自律神経は私たちの生命活動にとって重要な役割を担っています。ストレス改善、快眠法などに興味をお持ちの方なら一度は聞いたことがあると思います。自律神経を整えるには、「ストレスを抱えてはいけない、リラックスするのがいい」など知識を得ることは大切ですが、偏った知識ではかえって体調不良を招いてしまいます。そうならないためにも自律神経の働き、役割について確認していきましょう。



自律神経は意思でコントロールできない

神経には主に脳と脊髄を作る中枢神経と、それ以外の体の各部位に渡る末梢神経があります。末梢神経は体性神経と自律神経の2つに分けられます。体性神経は暑さ、寒さ、痛みなどの感覚を伝達、脳から体へ動作を命令する神経で、意志で動かすことが出来ます。一方、自律神経は心肺機能の調節、体温調節、血圧の上昇低下、胃腸の働きなど自分の意志では、コントロールできない部分を司る神経です。さらに、自律神経は2つの神経から構成されます。


自律神経には正反対の働きをする2つの神経がある

自律神経は交感神経と副交感神経の2つがあり、私たちの体が活動時と休息時にそれぞれ働き体のバランスを保っています。活動時には交感神経が優位になり、休息時には副交感神経を優位になります。2つの神経の働きは言わば、シフト制のようになっていて、どちらか一方が働きっぱなしの状態になると体と精神に不調をきたしてしまい、精神疾患や身体機能の低下を招きます。2つの神経バランスには十分な睡眠、適度な運動、バランスのとれた食事、ストレスをため込まないことが欠かせません。


交感神経の働き

交感神経は活動時に活発になり、運動時、身体が興奮しているとき働きます。主に心拍数、脈拍数を早くする働きや、血圧の上昇、胃腸の働きの抑制などがあります。交感神経を活発させるためにアドレナリンやノルアドレナリと言った神経伝達物質が分泌されます。また(闘争、逃走の神経)とも呼ばれ、危険を感じたり、ストレスを感じているときにも活発に働きます。ですので、過度にストレスをため込んだままだと交感神経が優位な状態が続き自律神経のバランスが崩れてしまいます。


副交感神経の働き

副交感神経は休息時に活発になり、食事中、睡眠中などに働きます。主に心拍数、脈拍数を落ち着かせる働きや、血圧の低下、胃腸の働きを活発にします。副交感神経を活発にするためにアセチルコリンと言った神経伝達物質が分泌されます。リラックス状態に特に活発に働きますが、脳がリラックスしている状態があまり長く続くのも体にはよくありません。意欲が無くなったり、活動的な気持ちを持ちにくくなってしまいます。ストレスが無くなるということはありませんが、やはり、両神経バランスが大切になります。


まとめ~交感神経と副交感神経のバランスが大事~

副交感神経は身体の機能の回復、修復し、体と心のコンディションを整えます。整ったコンディションで活発に行動するために交感神経が働いてくれます。こんな風に自律神経は私たちの生命活動を支えています。自律神経をバランスよく働かせるためには、集中するとき、休むときの切り替えはとても重要です。寝る間を惜しんで仕事をしたり、食事中もスマホを気にしたりが日常化している方、いくら寝ても体がだるいなどに心当たりがある方は、自律神経のバランスが崩れている可能性があります。両神経の役割を把握し自律神経のバランスを整える生活へ改善しましょう。

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