食事という行為は、毎日のことでそれほど意識していないのではないでしょうか。意識せずに食事をとっているとき、思考は「今ここに」にはない状態です。つまり、身体は食事、頭は別のことを考えてしまい、意識が食事に集中していないことで、満腹中枢は満たされず、つい食べすぎという結果を招いてしまいます。そこで、食事を瞑想の一環として行うことで、食べすぎを防ぐマインドフルネスを紹介したいと思います。
朝食や昼食では時間が足りないと思いますので、空き時間で出来る、レーズンを使った瞑想を説明していきます。慣れてくれば、夕食や休日の1食分に瞑想を取り入れていくのがおススメです。
1・まずレーズン一粒を手に乗せ、観察します。色、形、触感、香り、重さ、などじっくり観察していきます。指でたたいてみたり、弾力を確かめてみるのもいいでしょう。レーズンをはじめてみたような感覚で観察していきましょう。
2・口の中に入れてすぐに噛まずに舌と口の中全体で転がし、口で感じる感触はどんなものか、風味はどうかをゆっくり感じましょう。その後、ゆっくり噛んでいきます。
3・レーズンを噛んだ食感、甘さ、出てきた唾液や口の中の変化、のどを通るときはどんな感じかなど、レーズンを飲み込むまで意識を集中させましょう。
食事瞑想を繰り返していくことで、五感すべてで食事をしっかり味わうことが出来、料理本来の味覚を楽しめるようになります。また、ゆっくり食べることで、少ない量でも満腹中枢が働き、過食を防ぐことが出来ます。体と心がつながった食事になり、身体が必要としている摂取量で、脳が十分満足感を得ることが出来、ダイエットにも効果的です。
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