マインドフルネス瞑想は禅の教えが取り入れられています。
禅には調身、調心、調息という言葉があります。この3つは瞑想の教えというよりは、人の在り方や健康的な身体は正しい心、呼吸、姿勢から作られることを、端的に表していると捉えるほうがいいかもしれません。簡単な言葉ですが、マインドフルネス瞑想において、この3つの教えを基本のステップとして覚えておくと様々な瞑想に応用できます。
調身~姿勢を整える~
姿勢を整えるというのは必ず座禅を組んだりすることではありませんが、体の重心を整えることが大切です。曲がった背筋ならまっすぐに、ゆがみがちな骨盤なら体の中心に戻していくなど、正しい姿勢に戻していくことが調身になります。また、瞑想をおこなう場所、環境を整えることも調身に当たります。正しい姿勢は、整った環境から作られることを意識しましょう。
調息~呼吸を整える~
呼吸の乱れは心の乱れです。イライラしているとき、ストレスを感じているとき、緊張しているときなど注意力が散漫になっているときは呼吸が荒かったり、口で呼吸していることがほとんどです。感情が呼吸へ作用していると考える方も多いですが、呼吸から感情を整えることが出来ます。ゆっくりとしたリズミカルな呼吸をおこなうことは深いリラックスと落ち着きを得ることが出来ます。
調心~心を整える~
心を整えることがマインドフルネスのいちばんの目的です。調身、調息のステップを踏んだ後に調心があると認識しておきましょう。心を整えなければいけないのではなく、瞑想を実践するにつれて、心は整っていくものだと理解していただくといいかもしれません。
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