成功は自分の中にある

~成功は自分の中にある~
マインドフルネスは今この瞬間を生きるという私たちにとって最も理想的な生き方そのものです。瞑想や引き寄せ、成功哲学を科学的根拠と共に解説することで、スピリチュアル的なことは苦手という方も実践しやすくなっています。また、心身はつながっているという考えのもとに、食事、睡眠、運動、呼吸についても様々な健康法を紹介したいと思います。人生を好転させるキーワードは「思考が現実を作る」です。

2017年11月12日日曜日

健康であるために野性的な生活スタイルを見直す|文明の発展が病気や不調の原因



健康に過ごしたいと思うのは誰でも当たり前です。そのため、ダイエット法やサプリメント、健康器具などの流行り廃りは尽きることがありません。それなのになぜ、健康を維持することはこんなにも難しいのでしょう、そもそも「健康」とは何でしょう。

私たちは「健康になりたい」と思わなければ、健康になれないような身体なのでしょうか。そんなはずはありません。私たちはそもそも万全な状態で生まれてきます。ほとんどの病気や不調は実は便利になりすぎた現代の生活スタイルと私たちの人体デザインがあっていないことが原因なのです。


農耕と定住が病気や不調をもたらす


「文明病」という言葉は昔からあり、研究が進むにつれて再び見直されています。そもそも病気の歴史を振り返ると、文明が始まるきっかけとなった「農耕」に原因があるかもしれません。およそ1万年前、農業が誕生したころのアメリカ先住民の一部は農業を営み、定住していましたが、同時に狩猟採集民も残っていました。

古人類学者らが両グループの遺骨をくわしく調べたところ、狩猟採集民は体系が整っていて、虫歯や体のゆがみ、文明病の兆候は見られませんでした。一方農業を営み定住していた、先住民はすべての点で狩猟民に劣っていました。定住を選んだ先住民はこのころすでに文明病に苦しめられていたとみられています。つまり、病気の根源は狩りで暮らすように設計された身体と脳で定住と農耕を選んだことにあるということです。


健康のために矛盾に目を向ける


定住と農耕のはじまりよって文明を発展してきました。一日歩き回って、獲物を捕まえ、栄養を補給するという生活スタイルから解放されたことで、その労力、脳力を道具の開発に使えるようになり、定住がコミュニティを作り、街を作り、社会を作っていくようになりました。また文明病が起こったことで、医療も発展してきたと言えます。

今の私たちが便利な世の中で、不自由なく暮らしていけているのは、農耕と定住がもたらしたことは言うまでもありません。ですが、農耕と定住によって、より動かなくなくなり、より食べるような生活スタイルを生み、そのせいで、病気や不調に苦しめられるようになったというのは何とも皮肉な話です。この矛盾に目を向けることが健康を目指すのではなく、健康であるためのヒントになるのです。


狩りの時代から変わっていない人体デザイン


狩猟採集民時代から私たちの人体デザインはほとんど変わっていません。私たちの身体は獲物を獲るために、危険生物から逃れるために作られていると言ってもいいほど動くことに特化した生き物です。そのため手足は進化し、ほかの動物に比べ胴体や消化器官は短くなっています。

さらに長時間動くために酸素供給システムがあり、手先の細かい動き、極めて高い集中、瞬時の判断や柔軟な思考のために脳は大きく進化しています。私たちの身体は狩猟採集民そのものなのです。獲物を獲れなかったとしても、空腹に耐えうるエネルギーの貯蔵は出来ますし、1日中歩き回っても眠れば回復します。目の前の状況に適応する、注意力や集中力も十分携わっています。


まとめ~今こそ文明に逆らう必要がある~


いくら私たちが狩猟採集民時代から変わっていないと言っても、健康であるために現代で狩猟採集の生活しなければとか、槍を片手に腰布スタイルでいる必要はもちろんありません。本当の健康を取り戻すということは、1日3食キッチリ食べて、病院で糖尿病治療を受けることではなく、寝る前にスマホを触って寝不足状態で、栄誉ドリンクに頼よることでもなく、ジムで筋トレを必死に行うことでもありません。

野生の生活スタイル、食事、睡眠、呼吸、集中力(マインドフルネス)を見直し、学び取り入れるということです。人体デザインに逆らって発展した生活スタイルが病気や不調を生むのなら、今必要なのは文明に逆らった野生の生き方だということです。もちろん便利な生活を捨てる必要はありませんが、飼いならされるのはやめにしようということです。

2017年11月4日土曜日

習慣化には気づきの力が必要|気づきの力でドーパミンを増やす



運動、ダイエット、読書、新しい趣味など、今の自分を変えたいとはじめた習慣はなぜ長続きしないのでしょうか。なぜやめたいと思う習慣程やめられないのでしょうか。それは習慣と脳の報酬系と呼ばれるドーパミンが関係しています。ドーパミンと習慣の結びつきを利用してなんなくやりたいことを持続するメンタルを身に付けていきましょう。

ドーパミン過剰が依存を生む


ドーパミンは、学習、快感、記憶、やる気などを司る神経伝達物質の一つで、脳の報酬系とも呼ばれているホルモンです。脳の強化は、刺激を与え学習することで、ニューロンのつながりを強めることにあります。私たちが慣れきった日常よりも刺激を求める傾向にあるのはニューロンのつながりを強化するためにドーパミンを欲しているともいえます。

また、ドーパミンの過剰分泌は強烈な記憶として脳に刻まれ、よりニューロンのつながりを強い生ものします。不健康をもたらそうが、反社会的であろうが、悪習慣や自己破壊的な行為はより刺激的で、てっとり早く幸福感を手にできるといった記憶を作ってしまうために、やめられなくなってしまうのです。依存的な行為はそれ自体が好きだからではなくドーパミンに依存しているということです。


ドーパミンと思い込みの記憶を結び付けないために


やる気を上げるためにドーパミンを増やす食べ物などが多く紹介されていますが、あまりおすすめはできません。食べ物がスイッチになって、行動が伴っていればよいのですが、ドーパミンの過剰分泌は先述した通り、強烈な記憶を作ります。それを食べなければ、飲まなければという思考になっては、もはや依存の何物でもなく過剰摂取になってしまう原因です。

そもそもドーパミンの分泌と何々しなければという記憶は結び付いてはいけないのです。ドーパミンの過剰によって刻まれた強い記憶は、それ以外では幸福感を得られないという思い込みを作ってしまうからです。では習慣化とドーパミンを正しく結びつけるにはどうすればいいのでしょう。


気づきはドーパミンを促す


習慣化にあえて完成形と呼ぶものがあれば、無意識的有能という、意識せずにできる状態であるといえます。悪く言えば慣れきった状態です。刺激を求める脳とは矛盾しています。飽きて長続きしない原因も、悪習慣に陥ってしまうのも、この刺激のなさです。ならば、答えは一つしかありません。習慣の中に刺激を見つけることが、持続させるために大切だということです。

仕事でも趣味でも、続けていると分かりかけてきた、何となくできるようになってきたことに喜びを感じることがあると思います。また解けなかった問題が解けた時になるほどという気づきやひらめきを体験することもあるのではないでしょうか。こういった感覚こそが、脳に良い刺激をもたらし、ドーパミンを分泌し、ニューロンのつながりを強化するのです。


まとめ~習慣を持続するには気づきが大切~


習慣の中に刺激を見つけるには気づきの力「アウェアネス」を高めることが大切です。気づきの力を高める大前提として、変化しない物事など何もないという思考を持ちましょう。ほんの些細な変化にも目を向け、常に成長しているのだと認識すれば、習慣はやればやるほどおもしろいものになり、モチベーションとは関係なく、意識せずに出来ている無意識的有能なっていることでしょう。まずは、日常の中の変化に目を向けてみたり、あたりまえのことに疑問を持ち、アウェアネスを習慣にしてみても面白いのではないでしょうか。